モキチ鎌倉

モキチ鎌倉

鎌倉に大好きな熊澤酒造のモキチ新店ができたことを知り早速訪問。
この建物は以前から建っていて私はずっと廃墟だと思っていたのですが、キレイになっていてびっくり!こんなだったっけ?と目を疑う感じでした。
建物自体以前は鎌倉市のポンプ所だったのですが、さすが熊澤酒造、経年素材をうまく活かしたヴィンテージ感あふれる佇まい。

待合スペースのローテーブルも重量感のある角材によるラフな造り。
メニュー表や調度品の風合いもエイジング感がたまらない感じです。
さらっと置いてある長い松ぼっくりも良い雰囲気♪

待合の上にはメカニカルでスタイリッシュなシャンデリアが視界を彩っていました。
Φ1000くらいの大きいものでしたが、天井が広いからこのくらい大きいものが合いますね。

店内は天井が高くて開放的。
体育館として使われていたこともあったようですが、フロア周りの深い茶色と天井の白のコントラストがおしゃれです♪

厨房はお店の長さを生かしたダイナミックな造り。
グレーのH鋼フレームはインダストリアル感があってめちゃめちゃかっこいいです。
吊り下がった照明?ウォーマー?もランダムな配置でラフ好きな心をくすぐられます。

カウンター席も今度は使ってみたいなぁ。
カウンタースツールのデザインがどれも微妙に違うところがニクイ。

フードメニューのテイストもラフな手描き調のイラストが可愛らしい。
基本はイタリアンでパスタやピザがメインです。
もちろんアルコール類は熊澤酒造ブランドのビールや日本酒がたくさんあります♪

こちらのピザは「チチニエッリ」。
トマトとしらすのコンビネーションがジューシーで美味しいです。
やっぱり、湘南といえば、し・ら・すっ!
ビールは最近ハマっているIPA系をチョイス。
苦味が最高です♪

椅子は木製ですが、ところどころスチールで強化されたインダストリアルなデザイン。
使い込まれた風合いがそのまま残っていて凄く好きです。

窓際の席の雰囲気も絵になります。
柱の横のスチール製のハンガーっぽいものはなんだろう・・・。
わからないけど、雰囲気あってかっこいいです。

アジアンなテイストも感じさせるキャビネットもディティールが凝っていて素敵。
ちょうど最近ゼルダにハマってるので、上に置いてある女神像を見て、心がざわつきました・・・。

店内奥の半地下部屋は少し天井が低くて隠れ家的な部屋。
大人数ならこちらを予約したいです。
手前の壁に引っ掛けた椅子がシェイカースタイルを彷彿とさせます。
最近仕事でシェイカースタイルの椅子をデザインしたのですが、本当に壁にかけてあるところを見られて感動です。 

店内奥にはシンボリックな振り分け階段があり2階の部屋に行くことができます。
この階段と二階席の窓枠、フロアに入るとまず目に飛び込んでくるのですが、迫力があってこのノスタルジックな世界観を演出するのに欠かせない要素になっている気がします。
別で解体した洋館の部材を移植したとのことです。

コンクリートの階段が雰囲気たっぷり。
当時にタイムスリップした気持ちになります。

階段の上の部屋は外光がいっぱいの広々としたリビングのような雰囲気。
個室感もあって下のフロアと隔離されているので、パーティーなどに最適な気がします。
嗚呼、なんでもいいからパーティーしたくなってきました♪

階段の上から店内を見渡すとこんな感じ。
臨場感あっていいですね♪
この風景の一部になって食事できるのは嬉しいですね♪
有機的な木材と無機質なスチールの融合が最高にかっこいいです。

ポンプ場だった頃の名残か、クレーンのようなものが天井のいいアクセントになっています。
これがあると無いとじゃ全然印象変わりそうですね。

うっかり見落とすところでしたが、駐車場の山側に階段と看板が・・・。
ハーブガーデンの記載がありますね。
斜めの矢印が探検心をくすぐります。

トコトコ登っていくとハーブガーデンがありましたっ!
こちらのハーブは料理やドリンクにも使われてるとのこと。
食後に緑の中で散歩ができて楽しくなりました♪

このお店の場所は最近まで入れなかった気がするのですが、使われていた頃の要素を残してリノベーションしていただいたおかげで、当時の雰囲気を体感できるところとして、鎌倉の新しい観光名所ができたような気がします。食事も良かったですが、ロケーション優先な私としては最高にゾクゾクする時間を過ごせました。
また来ます!